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AS400

STRDBG

投稿日:2020年3月22日 更新日:

デバッグにはSTRISDBが便利なのですが、RPG4では残念ながら使えません。
WATCHとか使いやすい機能があって気に入っていたのですが。

そこで他に方法はないかと調べていたところSTRDBGを見つけました。
というわけで、RPG4でのデバッグコマンド STRDBGを紹介します。

準備

オブジェクトさえあればデバッグが出来るSTRISDBと違い
STRDBGでは事前に準備が必要です。

コンパイルを行う際に、デバッグ用ビューのオプションを
*ALLまたは*SOURCE設定しましょう。(*LISTでもいいかもしれませんが使ったことがありません)

流れ

  1. STRDBG PGM(OBLIB/PGM)を実行する
  2. ブレイクポイントの設定を行う(スキップしても可)
  3. CALL LIB/PGMを実行する

ファンクションキーの操作

F3:終了
F6:ブレイクポイント追加、消去
F10:ステップ実行
F11:変数の値表示
F16:検索の繰り返し

コマンド操作など

■変数の表示
EVAL 変数名

■変数の値変更
EVAL 変数 = 値

■検索
FIND 検索内容
 → F16キー

FIND ステートメント番号
例)FIND 300

■ブレイクポイント追加
BREAK ステートメント番号

F仕様書のステップ実行について

F仕様書のステップ実行をしない場合は
H仕様書に「OPTION(}*NODEBUGIO)を指定すること

-AS400

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