RPG3のデバッグが出来る「STRISDB」の操作方法を記載します。
自分への備忘録&迷えるAS/400ビギナーの方の参考になれば幸いです。
- 対象:自分、AS/400ビギナーの方、もしくはSTRISDB未経験の方
- 効果:STRISDBの操作方法がわかり、デバッグが楽になる
- 根拠:楽になった私。
呼び出し方
RPGLEの場合はデバッグするには、コンパイル時にOPTIONの指定が必要ですが、STRISDBの場合は特に準備はいりません。
コマンド入力欄に「STRISDB PGM(LIB/PGM)と入れて実行キー
そうするとステップ実行のデバッグ画面に遷移します。

上記のコマンド入力欄に入力したり、任意の行を選択した状態でファンクションキーを押下すると色んな機能が使用出来ます。
※画面下部に操作説明も記載されています。
ファンクションキーの操作
F3 :終了
F5 :ステップ実行。1回押下するごとに1行処理が進みます。
F6 :ブレイクポイントの追加、削除
F11:カーソルがある変数の値を表示
F12:取り消し
F13:選択している行まで処理を進める
F17:ブレイクポイントまで処理を進める
F23:変数の値を変更
便利な操作
■検索
F 実行キー → 検索キーワードを入力してF16キー
■変数の値表示
DSP 変数名
D 変数名
変数にカーソルを合わせてF11キー
■変数の監視
WATCH 変数名
W 変数名
■変数の値変更
CHG 変数名
C 変数名
変数にカーソルを合わせてF23キー
■全ての標識の状態表示
*RPGIND
■ブレイクポイントの解除
CLEAR ステートメント番号
■全てのブレイクポイントの解除
CLEAR *
■ブレイクポイントの追加
行を選択してF6キー
B ステートメント番号
例)B 001601
■条件付きブレイクポイントの指定
B ステートメント番号 WHEN 条件
例) B 001602 WHEN AGE = 2
RPGLEの場合は、STRISDBは使えませんが
別のコマンドでデバッグが出来るのでまた今度記載したいと思います。
脳内でデバッグ出来る人は素晴らしい!尊敬します。
とはいえ、便利なツールはどんどん使って開発効率を上げていきましょう。